【38選】秘宝館に行ってみよう!!日本全国にある秘宝館を集めてみた!!(廃館含む) 【2023年最新版】

みなさまは、秘宝館に行ったことはありますでしょうか?行ったことのある方なら、わかると思いますが、とても興味深い展示部がおおいですよね?(笑)
ただ、秘宝館は、年々減少傾向にあり、廃館になっている秘宝館もとても多いですね。日本各地にございますので、まだ行ったことのない方は、廃館になる前に行ってみてはいかがでしょうか?未知なる体験ができること間違いないでしょう!

秘宝館とは?

秘宝というとお宝や珍品を扱うところをイメージしますが、実際は性や性風俗に関する古今東西の文物を収蔵した施設のことを指します。
展示されているものの例で言えば、動物の生殖器、性神石仏のレプリカや写真、性行為中の絵画などが展示されています。女性にも勉強になるのが、性病や妊娠に関する情報も展示されていることです。
秘宝館は日本全国に多数存在しており、日本だけでなく海外にも同類の施設があります。
個人運営の施設がほとんどで、施設の性質上未成年は立ち入り禁止となっています。なかなか入るのに勇気がいりそうな場所ですが、どれも無駄ではない知識ですので、興味の湧いた方は巡ってみると良いでしょう。

高柴デコ屋敷・道六館

こちらは無人で運営している秘宝館で、メダルを自販機で購入してセルフ入館するシステムの施設です。中は古い展示場という感じで、エアコンもかかっており、エロ民謡のような曲が流れているそうです(笑)
こちらの施設は日本のものだけでなく、様々な国の展示物が陳列されており、主に彫刻類が展示されています。
現在、コイン販売機が故障しており、修復予定がないそうです。取り壊しもささやかれているため、訪れるのは早めがいいかもしれません。
基本入館者が少ないため、ゆっくり鑑賞することができ、撮影も可能なのが嬉しいですね。
100円で動くマリリンモンローもあるようですが、これも故障していて動かないです。

珍宝館

群馬最大級のパワースポットとして有名な珍宝館。皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。その名の通り、性器のにまつわる観音像や展示物などが、合わせて3500点以上も展示されております。
今日行くコーナーの奥にあるべべ観音を参拝すると、女性は下半身の病にかからないというご利益があるそうです。その他にも、マリリンモンロー専門の展示コーナーや、名物館長と写真が撮れるプリクラ、何が出てくるか分からないガチャガチャなど、大人でも十分楽しめるようなコーナーが多いです。
新館旧館に加え、お土産コーナーもあります。群馬に行った際には観光にいかがでしょうか?

伊香保命と性ミュージアム女神館

群馬にあるこちらの秘宝館では、エロというよりかは生命についての展示が多いです。
演奏会やトークショーなどのイベントも行っており、フロアも見どころの多い施設となっております。また、撮影スポットも多数あり、インスタ映えも狙えます。また、実際の重さと変わらない赤ちゃんの人形が抱っこ出来たり、妊娠時などに使う診察台に乗れたりと、貴重な体験が出来るのもこの施設ならではです。
少し創設者の嗜好が垣間見えたのが、SMプレイなどが学べる「癒しの大人の空間」で、SMプレイのそういった器具が置かれていたり、真っ赤な色見の部屋がなんともいやらしい雰囲気です。

八潮秘宝館

静かな住宅地の中に、ひっそりと建っているこの秘宝館は、ぱっと見ても普通の家にしか見えない、隠れスポットです。
「来館者は連絡を」と携帯番号とともに添えられたメッセージが玄関にあり、鍵穴はテープで塞がれていました。中に入ると、ラブドールが天井から吊り下げられているという、なんとも滑稽な光景が広がっています。他にもいろんな素材のラブドールが陳列されており、素材が劣化しているものもありました。
ラブドールだけでなく、人形制作用の型や、人工性器などのレア物も展示されているようです。女性の人形が展示物のほとんどで、館長さんの趣味もたまに紛れ込んでいたりする、異世界感満載の秘宝館です。”

若旅民具茶屋(若旅民芸館)

メインは食事処の秘宝館。歴史を感じる内装で、中にはジャンルを問わず様々な歴史物が置かれています。
民芸館が併設されているのですが、残念ながら今は閉業しているようで、秘宝館にまつわるものは見られなさそうです。
しかし、茶屋の外周に雑多に置かれているものは、古いポストや看板、昭和感じるポスターなど、昭和生まれなら懐かしむこと間違いなしのお宝ばかりです。
秘宝館とは関係ない場所になってしまいましたが、レトロな物が好きな方に是非おすすめしたいスポットですね。”

熱海秘宝館

男女で行くと不倫旅行のように思えてしまう熱海に、子供には後悔できないような施設があります。それが、この熱海秘宝館。
3階から入り、下の階へ降りながら鑑賞する、変わったタイプの施設で、下の階へ行くほど卑猥さが増す構成になっています。出口付近には女性の胸やおしりなどが壁から出ている、狂気的な空間が待ち構えており、カップルで行くと、なんとも気まずい空気になること間違いなしでしょう(笑)
展望台には愛錠岬という場所にモニュメントがあり、ここに売店で買える絵馬に願いを書いて飾れるそうです。絵馬は1年経つと来宮神社で焚き上げられるそう。
撮影禁止な展示エリアや、プリクラ、ゲームコーナー、少し卑猥なお土産屋さんもあり、楽しめる要素盛りだくさんです。

伊豆オレンヂセンター浮世絵奥の院

「1杯飲むと寿命が3年延びる」というウルトラ生ジュースを飲むことで入ることができるプチ秘宝館。
みかんのしぼり汁にはちみつを溶かしただけの飲み物を飲み干し、案内されると、伊豆の踊子に関するイラストが展示されている健全コーナーを抜け、未成年立ち入り禁止のアダルトコーナーへ。
20畳ほどの狭い空間に、様々な体位のオブジェや浮世絵、それぞれに名前がついている陰茎のオブジェなど、思わず目を逸らしてしまう卑猥な展示物が並んでいます。
伊豆にお立ち寄りの際は、生ジュースとともに大人な空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。”

伊豆極楽苑秘宝展

赤い鬼がピースでお出迎えしてくれるこちらの施設。秘宝展は地獄極楽巡りと併設しており、セットでの入館チケットも買えるそうです。
秘宝展では、世界各国の性の神様や像が地域ごとに並べて展示されています。また、日本の春画や様々な体位の図解もあり、さらには絶版している生化学の書籍も置いているようです。「ソーロー注意」など、クスっと笑ってしまうような展示も多く、女性でも楽しめるのがポイントです。
しかし、撮影は禁止なので、カメラなどは持ってこないようにしましょう。1階の地獄巡りも見どころの多そうな内容ですので、ついでに見て帰ると良いと思います。

まぼろし博覧会

名物のセーラーちゃんがお出迎えする静岡一カオスなテーマパーク。階段からティラノサウルスが覗いていたりしており、入園前から異世界感の半端ない外観でお出迎えしてくれます。
中に入ると、聖徳太子にリメイクされた大仏や、清酒に囲まれたマネキン、昭和や大正の懐かしいものなどが展示されており、まさにカオスです。
まるで年中ハロウィンであるかのような展示物の数々に、写真を撮る手が止まらないことでしょう。行けば必ず非現実が味わえるスポットです。
普段とは一風変わったデートをしたいなら、異次元でどこか懐かしいこの場所を訪れてみてはいかがでしょうか。

了仙寺宝物館秘仏コレクション

ペリー来航、黒船や異文化交流などについての資料をメインに、性と宗教の関りがテーマの展示もある「了仙寺宝物館」。秘仏コレクションはどちらかというと宗教関連の物を多く取り扱っているようです。
しかし、メインが黒船関連の展示施設なだけあり、展示物のほとんどがペリー来航に関するものでした。大人向けのもでいうと、パールヴァティーと交合するシヴァ像がある程度で、秘仏コレクションに展示されているのはほとんどが地獄絵や、ヒンドゥー教に関わるものだそうです。
歴史や宗教について興味のある方は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

お花大権現奉納物殿

あらゆる性の悩みを解決してくれると、全国から参拝者が訪れる「お花さん」。奉納物殿では、量も質も素晴らしい奉納物が鑑賞できます。
見どころは、秘宝館一と言っても過言ではない大量の陰茎オブジェで、木彫りのものや、自然にそういう形になったものまで様々な陰茎が見られます。数多くの陰茎に囲まれるお花さん…なんとも異様な光景に、ついつい吹き出して笑ってしまいそうです。
ここへ参拝に来て、願いが成就した人がこのような品を奉納していくのだそうで、これからも数が増えそうな予感です。
穴をくぐりぬけると無病息災、願い事が叶うと言われている奉納物もあるため、ここへ訪れた際には是非試してみてください。

多賀神社凸凹神堂

別名凸凹神道と呼ばれ、性的風俗のコレクションで有名な神社です。境内の粟島神社は婦人病に効くと言われており、女性の参拝客が多いそう。
凸凹神道には、これまた立派な陰茎の木造オブジェがあり、こんなものを大っぴらに外に出していていいのか…と思うほどリアルな造りです。
日本各地の性にまつわる祭りや現地調査の写真が展示されており、日本だけでなく、世界各国の性に関する資料が集められているとのことです。
入館は有料で、もちろん未成年は立ち入れませんが、性のパワーをもらいたい方にはおすすめのスポットです。

鬼怒川秘宝殿(廃館)

2階建ての小規模な建築で、廃館前は性的な像が多く飾られていたといいます。
中では下半身を露出した人形がいきなり出迎え、春画やご神体が置かれていたそう。金玉と書いて「きんぎょく」と読むお酒も展示されていました。
鬼怒川秘宝殿を舞台にした、「人喰い秘宝館」という映画もあったそうで、ポスターが壁に飾られていたそうです。内容が気になりますね。
金精大明神というご神体は、撫でると子宝に恵まれるという言い伝えがあり、「昼間は見て見ぬ振りの女性客も、夜ひそかに撫でに来る」といったそうです。その他もユニークな展示物が多く、廃館するにはもったいないくらいの見どころがありました。

いろは美術館(廃館)

下ネタ系というよりかは歴史物の展示が多く、日本画、浮世絵、彫刻、益子焼、新聞や雑誌の切り抜きなど、民族資料館的な展示物が多かったそうです。噂によると、「美人」がテーマの美術館だったそうです。
国道沿いに建っており、行きやすい立地ではあったのでしょうが、建物の外装が怪しくて入りづらかったとの声がありました。それが原因かは不明ですが、廃館となるには惜しい、貴重な展示物が多く置いてありました。特に美しい女性の日本画は、現代の絵の描き方にも似るものがあり、昔の「美人」の基準が今とさほど変わらないのかもしれないと思わせました。”

北海道秘宝館(廃館)

廃館したのち、入り口の観音像が涙を流すと噂になった少し怖い秘宝館。こちらには人形を使った展示が多く存在していたといいます。
マネキンや蝋人形を使った性交のジオラマや、交尾中の動物のはく製に加え、参加型のアトラクションもあったといいます。
しかし、内容が内容な為、平成になってからは人気が薄れていき、お客さんは段々減っていったそう。2010年には泥棒に入られて、展示物の数点が盗まれる事件も発生してしまいました。営業も不定休になっていき、予告もしないまま閉業したそうです。
レストランも隣にあり、かつては賑わっていたのだろうと思うと、少し寂しい雰囲気です。

東北サファリパーク秘宝館(廃館)

動物園の一角にわいせつな写真を展示したため、経営者が逮捕されて廃館となったこちらの秘宝館。秘宝館なのにわいせつな写真を展示していて逮捕されたという矛盾が引っ掛かりますが、動物園に併設されている秘宝館という異色のコラボが興味を惹かれます。
真っ赤な建物が怪しい雰囲気で、入るのにも勇気がいりそうな外観でした。しかし、どんな内容の写真が展示されていたのかは詳しい情報がなく、現地に行ったことがある人によると、動物の交尾の人形や、ギリギリエロくない挿絵などはあったとのことです。
警察沙汰になるほど過激な内容のものがあったのでしょうか…。廃館となった今では、実際に入館したことがある人が貴重なくらいです。

東北秘宝館極楽殿(廃館)

福島県にあるこちらの秘宝館。他の秘宝館に比べて経営年数が短かったのか、展示内容や外観などの情報が一切ありませんでした。
どんな人が出入りしていたのか、何故廃館となったのか、情報が無さ過ぎて恐怖すら感じます。

性神の館(廃館)

こちらは秘宝館ではなく博物館だったそうですが、入り口に置かれた男性器のオブジェが展示内容をすでに物語っています…。入り口も女性器を模しているようで、他の秘宝館とはまた一味違った雰囲気を出しています。
ここでは前半部分を男性が、後半を女性のスタッフが案内していたそうで、春画や江戸時代の性具などが展示されていました。べっこうで造られたペニスケースは熱が伝わると柔らかくなり、気持ちが良いらしいです。10分程の映画も観れたらしく、内容はお察しの通りAVの切り抜きだったそうです。
TVでも取り上げられ、大人向けの漫画家さんも訪れた有名な施設だったそうです。

高尾観音(廃館)

高尾寺の十一面観音は水を生み出し、人の元へ届けたという言い伝えから、水の女神と言われているそうです。
びっくりするほど情報がなく、秘宝館と何の関係があったのかもはっきりしていません。どのような観音様だったのか気になりますが、資料もなく、謎な存在です。

竜王観音(廃館)

厄除け、厄払いとして有名な竜王観音禅寺。そこにかつて観音様がまつられていました。観音禅寺では「禅」と「祈り」を実践しており、時期によっては人生相談も承っているそう。
秘宝館との関連は不明ですが、この観音禅寺では坐禅会や写経などの様々な催しが行われています。正月には多くの人が参拝し、賑わいのあるお寺です。

武弘自然生態博物館(廃館)

こちらは、ゴリラやチンパンジーなどの手形とともにお相撲さんの手形が並ぶ、謎みのある博物館でした。マリンドルの交尾写真には「オクサン、スマンデス!!」「イイワ、シッカリガンバッテ」という吹き出しがあり、センスを感じます。また、様々な種の動物の性交についても学べ、「へえ~!」と、思わず聞き入る知識が手に入りました。
元は「性態博物館」という名前だったそうですが、名前が変わってからは過激な内容の展示は排除されてしまったそうです。しかしそれでも、学校では学べないような動物の生態について知れるいい施設だったと思います。

藤原郷精魂宮(廃館)

ホテルの閉業とともに閉館された秘宝館で、営業当時は性器をかたどったオブジェや、「パプアニューギニアの精器の信仰」、インドの性に関するオブジェなどが展示されていたといいます。
経営者が同じのホテルの利用者はこの秘宝館を訪れることが多かったそうで、バブル期は繁盛していたとのことです。
展示内容はそこまで詳しい情報がなく、館内の写真もほとんどありませんでしたが、個人経営ですので、経営者の趣味が詰まっていたのかもしれませんね。
廃館後、ホテルの方が心霊スポットとして話題になり、秘宝館の方も現在は立ち入り禁止になっています。

元祖国際秘宝館石和館(廃館)

中東建築を模したような奇抜な外観が目を引いたという秘宝館。「元祖国際秘宝館」の姉妹館として1981年に開業しましたが、わずか5年で閉館しました。閉館後はドン・キホーテとなり、現在は移転して使われていないそう。
しかし建物自体は残っています。まるで絵本に出てくるお城のような、カラフルで奇抜な外観で、本当にドン・キホーテがあったのだろうか…と疑問に感じます。
展示されていた内容などは不明ですが、元祖国際秘宝館と同じような内容なのであれば、性器のオブジェなどが展示されていたと予想されます。

石和秘宝館ロマンの館(廃館)

大人のアミューズメントパークとして1960年代にブレイクしました。「愛と性の殿堂」をキャッチコピーとしていました。
かつて場内には、「ヴィーナスの群像」、「人魚の夢」、「妖精と陰花の戯れ」など、女性の裸を想像させるタイトルの展示があったそうです。展示内容はかなり過激で、大人向けにDVDも出ていたそう。閉業後も奇跡的に展示物が残っており、マニアの間で話題になったとのことです。
現在は個人宅、店舗として建物が残っており、石和秘宝館ロマンの館という字も外壁に残っています。

桃丘コレクション(廃館)

私設の秘宝館で、かなり小さい建物です。桃とブドウ園の営業期間しか開いていなかったそうで、調べすに行って骨折り損になった方もいたと思われます。
中は展示場というよりかは、自宅のコレクションのような雰囲気で、春画やご神体、オブジェが並べられていました。入り口には女陰木が祀られており、近くにも男性器に似た石の置いてある庭がありました。
当時、中は撮影禁止な上に入るための許可も必要だったため、お客さんの出入りは当時から少なかったと思われます。”

富士博物館天野コレクション(閉鎖中)

富士山に関連する物が展示されている施設に、天野徳氏が収集した、民族性化学資料のコレクションが展示されていました。アンデス文明の収蔵品である天野コレクションとはまた別物らしいです。
時代を感じる看板が未だにかけられており、少し不気味な雰囲気です。さらに、展示内容は詳しくは分からず、現在閉鎖中ですが、再会の見込みがあるのかも不確かです。
「性具、性神類に関して東洋一のコレクション」という記述のある古い本は見つかっています。

HIHOKAN夢(廃館


元々はドライブインを兼ねた秘宝館として開設され、平成になって出来た唯一の秘宝館だそうです。中には、便所覗きや、乱交など、かなり偏った趣味の展示があり、鑑賞する人を選びそうな内容でした。
閉業後はリサイクルショップになっていましたが、それも閉業してしまい、廃墟となった中は、らくがきなどでかなり荒らされているようです。令和の現在まで営業していたら、それはそれで一部に人気が出そうな秘宝館ですね…。

珍品館(廃館)

こじんまりとした佇まいの展示館は、その名の通り、珍品や奇品が飾られていました。全て5円玉で造られた鎧や、350頭もの馬が彫られた木、鯨の性器などがありました。確かに、普通に暮らしていて目にすることの無いような品ばかりです。
2階には、植木鉢に植えられた多数の男性器など、秘宝館らしいものもあり、子供連れでは到底来られないような場所でした。この疑似男性器は希望の方にお譲りしていたそうです。
閉館後は陶芸が体験できる施設になったそうです。

沼津秘宝館(廃館)

総工費5億をかけられた規模の大きい秘宝館。色鮮やかなネオンが特徴的だったらしく、営業当時の賑やかさを思い起こさせます。
写真などは残っていないようですが、中は相当過激だったようで、チケット売り場にもうマリリンモンローがお出迎えしていたそう。西洋秘画や女体トンネル、昭和にはハードルの高いSMまであったといいます。性教育や保健衛生などについても学べたとのことで、この頃からも性の教育があったのかと思うと少し感心してしまいます。
「秘宝館音頭」というものもレコード化されていたようで、どんな曲なのか興味をそそられます。また、「ペロペロポルノライオン」という酷い名前のキャラクターもいたそうです。

元祖国際秘宝館(廃館)

姉妹店の石和館に似たような怪しげな外装で、「馬の交尾実演ショー」という、色々アウトなタイトルが外壁に今も残っています。正面入り口には、通称秘宝おじさんという謎のキャラクターが出迎え、漫画喫茶も見えました。
古今東西から収集された性風俗の品や、生物の性に関する珍品が展示されており、特に動物の交尾のはく製などが特徴的だったそうです。蝋人形で作られた、残虐、SMゾーンもあったそうで、苦手な人がうっかり入ったりもしたかもしれませんね。
その他も見どころが多く、かなり大規模な展示があったと思われますが、さすがに時代の流れには逆らえず閉館してしまったようです。”

ミステリー伊勢世界恐怖館(廃館)

元祖国際秘宝館にあった別館の施設です。別館が閉業したのち、結局展示物は国際秘宝館の方に移されたとのことです。
恐怖館というだけあって、展示物はアブノーマルなものが多く、舌におもりのついた鎖が付けられた人形や、ねずみ責め、ドクロの人形などが置かれていました。これらはかなりリアルに造られていて、秘宝館というよりかはお化け屋敷に近いものを感じました。
秘宝館というノリの良い場所に、こんな罠のような場所があったのではたまらなかったでしょうね…。

鳥羽SF未来館(旧名・元祖国際秘宝館鳥羽館)(廃館)

こちらも元祖国際秘宝館の姉妹館として開設されました。本館とは違い、ストーリーをもった展示だったそうで、2階には名前に違わず、SFジオラマがあったそうです。
ストーリーは「滅亡の危機に瀕していた地球を救うため、生き残っている人間で繁殖計画を行う」というもの。これがなかなか過激な内容で、このストーリーを、等身大の蝋人形で再現していたのだそうです。また、客の移動に合わせて舞台セットが動いたり、コンピューター機器が点滅するなど、当時にしてはだいぶ凝った構造だったといいます。
新しいストーリーでの展示を準備するため休館していましたが、その最中に経営者が死去し、そのまま廃館となったそうです。

北陸秘宝館(廃館)

展示内容などが書かれた本が出ているほどの規模で、秘宝館マニアで知らない人はいないというこちらの秘宝館。
サイボットやホログラム、ウォーターマジックなど、当時最新だったエレクトロニクスを使用した仕掛が特徴的で、なんと女性の来館者が多かったといいます。グロテスクな展示もあったそうですが、女性客の多さからか、見ても気持ち悪くならないような展示の仕方をしていたといいます。
当時の温泉街は行くところが少なく、暇を持て余した女性が、怖いもの見たさに秘宝館に入ることも少なくなかったそうです。
廃館となった今も、マニアの間では、その展示方法のこだわりが絶賛されています。”

江戸風俗秘宝館(廃館)

和食屋だと言われても不思議ではない、屋根の低い純和風の外観で、秘宝館のような怪しさが全くありません。
京都唯一の秘宝館でしたが、1998年には閉館してしまいました。古い秘宝館だからか、展示内容の情報は全くなく、何故閉館したのかも不明です。憶測ですが、閉館時期から察するに、時代の流れで来客が減ったためと思われます。
江戸風俗と名乗っているので、展示内容は浮世絵や、江戸の遊郭などについてだったのでしょうか。”

立川水仙郷ナゾのパラダイス(閉館)

手作り感満載の外観に加え、「朝日テレビ探偵ナイトスクープ紹介」と掲げられた看板が興味を惹かれる秘宝館です。
「チンチン音頭」というあからさますぎる歌が発祥の地だそうで、歌詞が書かれた石碑が飾られていました。他にも、「陰毛で分かる性感度占い」や、木製の巨大男性器オブジェ、性に関する情報が多く展示されており、なかなかまじまじと見れるものではなかったようです。「ナゾのパラダイス」というだけあって、謎な展示が多く、何回言っても楽しめそうでした。
こちらは2018年にはまだ営業しており、現在は閉館していますが、わりと最近まで残っていた貴重な秘宝館だったようです。”

神話秘宝館(廃館)

島根の万代書店の裏にあったと思われ、現在は更地になってしまっているそうで、確かに存在はしていたようです。しかし、展示内容、開業、閉業時期なども一切情報がなく、書籍にも載っていないようでした。
神話と言うくらいですから、宗教や性の神様などについての展示があったのかなという予想はできます。”

道祖神の里(旧名・秘宝の館)(廃館)

長門湯本温泉にあった秘宝館で、約20年も続いた老館です。天守閣を模した細長い和風の建物で、江戸のお屋敷っぽい感じです。
解体前までは展示物もそのまま残された状態で放置されていたようで、「秘宝の館」という文字も外壁に残っており、道祖神のレプリカも数々あったようです。当時は男性器のオブジェがメインの展示だったそう。
道祖神の里と検索すると、本物の道祖神めぐりについても出てきて、何も知らない人が間違って秘宝館の方を調べてしまうというハプニングが起きかねませんね。

こんぴら秘宝館(廃館)

昭和レトロの残る「こんぴらさん」周辺の街並みの中に、その秘宝館はあったようです。こんぴらさん周辺にはソープもあったようなので、秘宝館の一つや二つあってもおかしくはなかったのでしょう。
しかし、展示物の内容や、外観などの写真が全くなく、よほど訪れる人が少なかったのだろうな…というのが伝わってきます。”




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秘宝館のその後を追った、2023年に取材した写真、原稿も掲載。
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