とある土曜の深夜23時40分頃、JR甲子園口駅の北口からすぐの場所にある「大衆カレー&立ち飲みたまき」へ向かいました。ファミリーマートとダイコクドラッグの間の道を進むと、すぐ左手にお店が見えてきます。今回の目的はカレーではなく、週末の深夜限定で提供されると噂の中華そば。実は以前こちらのカレーを食べた際にその存在を知り、ずっと気になっていたのです。人気No.1の「手仕込みロースカツカレー」が750円という安さで絶品なだけに、中華そばへの期待は高まるばかり。カレー屋が本気で作る一杯を味わうべく、のれんをくぐりました。
メニューには載っていない?深夜だけの特別中華そば

店内は立ち食いカウンターのみのシンプルな造り。壁にはカレーのメニューが並んでいますが、お目当ての中華そばの表記は見当たりません。もしかしたらどこかにあったのかもしれませんが、見つけられなかったので直接マスターに「中華そばをお願いします」と注文しました。
深夜にもかかわらず、店内にはすでに中華そばをすすっている先客の姿も。知る人ぞ知る、特別な一杯なのだと実感します。普段は多彩なカレーが主役のお店が、深夜だけ見せる別の顔にワクワクさせられました。
目の前で完成!香ばしい香りが立ち上る至極の一杯

カウンターの目の前で、マスターによる中華そば作りが始まりました。てぼで小気味よく麺の湯切りをするなど、その手際の良さに見入ってしまいます。特に印象的だったのは、チャーシューを取り出し、ガスバーナーで豪快に炙り始めた瞬間です。ジリジリという音とともに、一気に食欲中枢を刺激します。このライブ感を写真に収められなかったのが悔やまれるほど。調理開始からあっという間に、完璧なビジュアルの一杯が目の前に置かれました。澄んだ黄金色の醤油スープに、丁寧に整えられた麺、そして堂々と鎮座する大ぶりの炙りチャーシュー。余計なものを削ぎ落とした「シンプルイズベスト」という言葉がふさわしい、王道のルックスです。鶏出汁と醤油が織りなす優しい香りと、炙りたてのチャーシューの香ばしさが混じり合い、食べる前から「これは間違いない」と確信させてくれました。
飲んだ後に沁みる…鶏の旨味が凝縮された優しいスープ


まずはレンゲでスープを一口。あっさりとした口当たりながら、その奥に凝縮された鶏の旨味がじんわりと広がります。これはまさしく、お酒を飲んだ後の疲れた身体に染み渡るような、優しさに満ちた味わいです。このスープが絡む麺は、つるつると面白いように胃に収まっていきます。そして主役の炙りチャーシュー。箸で持ち上げると崩れてしまいそうなほどホロホロで、口に含むと香ばしい風味とともに、とろけるような柔らかさと肉の旨味が溢れ出します。このチャーシューだけでお酒が飲めそうなくらいの絶品です。

ここ甲子園口駅周辺では、23時を過ぎるとほとんどのラーメン店が閉まってしまいます。飲んだ後に「ラーメンで締めたいのに店がない」という経験は一度や二度ではありませんでした。しかし、これからは木・金・土曜日の23時30分から、この「大衆カレー&立ち飲みたまき」で980円の絶品中華そばが待っています。もちろん、このお店でお酒を飲み、そのまま締めるという完璧な夜を過ごすことも可能です。深夜の甲子園口に、心強い灯りが一つ増えました。
| 店舗名 | 大衆カレー&立ち飲みたまき |
| 住所 | 〒663-8112 兵庫県西宮市甲子園口北町1−22 ラックスニ番館 109 |
| 電話番号 | 0798-63-8088 |
| 公式サイト | taishu_curry_tamaki |


