【佐原の町並み】江戸時代にタイムスリップしたかのよう。 情緒あふれる佐原の町並みを堪能できるスポット「北総の小江戸」

佐原の町並みとは、千葉県香取市佐原の市街地にある歴史的建造物が残る町並みで、平成8年12月に関東で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建)に選定されました。佐原は「北総の小江戸」「水郷の町」と呼ばれています。香取市佐原の小野川と香取の街道沿いには、江戸時代から利根川水運で繁栄した商家の町並みが残っています。
和の町屋や洋風建築物など、時代の変化を映し出す伝統的建造物が、小野川の河畔や香取街道、下新町通り沿いに佇み、住民の暮らしが息づいています。

小野川に架かる樋橋は日本の音風景100選に選定されています。

伊能忠敬旧宅(建築・国指定史跡)のほか県指定文化財も8件(13棟)が小野川沿いや香取街道沿いに軒を連ねています。

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佐原の町並みでなにができる?

佐原の町並みでなにができる?
佐原の町並みの楽しみ方を紹介します。小江戸さわら舟めぐりでは、小野川沿いの江戸情緒残る歴史的町並みを見ながらの水上散歩が体験できますよ。
船頭さんが丁寧に説明しながら、案内していただけます。
子どもも喜ぶこと間違いなしです。
所要時間約30分の「
町なみコース」は、
通常料金:大人1,300円(税込)、小学生700円(税込)で利用することができます。

樋橋は、「残したい日本の音風景100選」に選定されています。30分ごとに橋から水が流れるという、パフォーマンスが水が流れる音や滝のような景色には癒されます。柳も美しく風情あって綺麗です。

また、小野川沿いの歴史的町並みを散策してみましょう。江戸時代から明治時代にかけての多くの古い商家や町屋が,小野川や街道沿いに建ち並んでいます。
建物の中を見学したり、雑貨店をみたり・・のんびり散策するのもいいかもしれません。

佐原のお祭り!?

佐原の大祭は、小江戸佐原の一大イベントです。7月10日以降の金曜・土曜・日曜日に行われる八坂神社祇園祭と、10月第2土曜日を中日とする金曜・土曜・日曜日に行われる諏訪神社秋祭りの総称をいい、 関東3大山車祭りの一つと称されています。それは、約300年の伝統です。

夏祭り:7月10日以降の金・土・日、八坂神社の祭礼である夏祭りは、本宿地区を10台の山車が曳き廻されます。

秋祭り:10月第2土曜日を中日とする金・土・日、諏訪神社の祭礼である秋祭りは、新宿地区を13台の山車が曳き廻されます。

見ごろの時間帯は?

見ごろの時間帯は?
佐原の大祭りは夕方や夜がおすすめです!佐原の風情ある建物を背景に、山車の提灯が明るく照らされとても綺麗で絶景です。

伊能忠敬旧宅

伊能忠敬旧宅(寛政5年(1793)建築)は、国指定史跡に指定されています。伊能忠敬は、佐原が生んだ世界に誇る科学的地図を作成した偉人です。
伊能忠敬(1745年~1818年)が17歳から50歳まで30年余りを過ごした家で、国の史跡に指定されています。

伊能忠敬記念館は中を見学でき、伊能忠敬関係資料が保管されています。伊能忠敬の銅像や古地図などが展示されています。

開館時間 9:00~16:30
駐車場近くに町並み観光駐車場(70台)
休館日月曜(祝日の場合は開館)・年末年始




千葉県有形文化財について


上記の伊能忠敬旧宅のほか県指定文化財も8件(13棟)が小野川沿いや香取街道沿いに軒を連ねていますので、一部をご紹介します。

三菱館

川崎銀行佐原支店(開業明治13年)として、大正3年に清水建設の前身である清水満之助商店により建設されました。

福新呉服店

文化元年(1804年)の創業、佐原で八代目の老舗。佐原の商家の典型的なつくりで、映画、ドラマのロケ地として使われたりもしました。
 「生きている博物館」として「佐原まちぐるみ博物館」の一号館となっている。昔の生活道具や衣装なども置かれ、自由に見学できます。

中村屋商店

「まちぐるみ博物館」の一つとして、一枚の紙から作られた「連鶴」を展示しています。現在は、和雑貨を商い、3階建の袖蔵も見学できますのでぜひお立ち寄りください。」

正文堂

大黒柱は欅材、2階の窓は土塗の開き戸、さらに横引きの土戸に板戸と、三重に防火設備を伏した土蔵造りとなっている。

正上

江戸時代より醤油の醸造をしていた老舗。創業は寛政12年(1800年)5月です。現在は10代目で戦後は佃煮の製造販売だったといいます。江戸時代の店の構造が残る数少ない建築物であり、当時の戸締りの方法である「よろい戸」方式が残っています。

小堀屋本店

創業は天明2年(1782年)切妻平入瓦葺きの建物で、奥の土蔵には蕎麦作りの秘伝書や道具類が残っていました。
 建物は木造2階建で、店舗、調理場、土蔵が一体となった明治時代の形式をそのまま残しているといいます。
 表のガラス戸は明治35年に旧佐原市で初めて使われたものであり、貴重な文化財です。

中村屋乾物店

店舗は、明治25年(1892年)に佐原を襲った大火直後に建築されたもので、当時最高の技術を駆使した防火構造で、壁の厚さが1尺5寸(約45cm)にもなる建物です。

旧油惣商店

重要伝統的建造物群保存地区内の建物でもあります。

小野川

樋橋(ジャージャー橋)は残したい日本の音風景100 選となっています。
伊能忠敬旧宅前に架かる樋橋の落水音は、午前9時から午後5時まで30分間隔で聞くことができます。江戸時代から300年近く農業用水を送り続けた大樋の名残で、あふれだす水音から「ジャージャー橋」と親しまれた、その情緒ある音を再現しています。

佐原の町並みでランチを楽しもう!

佐原の町並み付近には食事できる場所が多数あります。お腹が空いた、休憩したいときにおすすめの場所を紹介したいと思います。

「いなえ」

オシャレな和風の甘味喫茶。佐原の「佐」をほどいて「いなえ」。中庭に繋がっており、豊かな空間が感じられます。
こちらではうどんやあんみつ、かき氷などが召し上がれます。
ふわふわなかき氷が美味しいと有名なお店です。フレーバーも種類豊富ですので是非注文して見て下さい。人気で列ができたりもするそうです。
店内は落ち着く雰囲気でのんびり過ごせますよ。
ギャラリー、ショップも見どころです。

「夢時庵(ムージャン) 」

佐原の小野川沿いにあるフレンチレストラン。ランチコース、ディナーコースそれぞれおすすめです。
量も多く味も絶品。リーズナブルな価格で贅沢なコース料理が楽しめます。雰囲気あるオシャレな店内で、素敵な時間を過ごせますと。
スムーズにお店に入りたい場合は事前に予約をしておくことをおすすめします。

「桶松食堂」

佐原の中心部商工会議所の隣にある、桶松は、丼物で100年もの歴史ある老舗店です。
中でも以下のメニューがおすすめです。

・かつ丼1050円
・天重1700円

定食メニューもあり、どれもボリューミーなのが嬉しい!こだわりの秘伝のタレが絶品です。こちらも人気なお店で休日は混みやすいです。

「うなぎ割烹 山田」

創業300年。こだわりの製法で食べることができる蒲焼き。佐原のうなぎと言えばここです。最高峰!1.2を争うほどのおいしさ、感激した。などとの声もあります。
基本メニューは、うな重(蒲焼き別盛)、じか重(一般的なうな重)、うな丼 の3種類。肉厚で外はパリ、中はふわふわでとてもおいしいと人気なお店です。

佐原の町並みまとめ

佐原の町並みは、歴史ある雰囲気を味わえる場所です。風情ある建物に樋橋や小野川など、見どころもたくさん。その景色はまるで江戸時代にタイムスリップしたかのようです。散策、買い物、食事もすることができます。古い町並みが好きな方や、日帰り旅行におすすめのスポットです。特に佐原の大祭は、ユネスコ無形文化遺産にも認定されるほど歴史があるお祭りですので、ぜひ参加して見て下さい。

住所〒287-0003 千葉県香取市イ1903 -1
電話番号0478-52-1000(佐原町並み交流館)
営業時間10:00〜17:00(佐原町並み交流館)
公式サイト佐原の町並み:香取市ホームページ
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